仏教体験 vol.1
阿字観、体験。
「阿字観」(あじかん)という真言宗独自の瞑想法があることを、みなさんご存知ですか?
今日はその阿字観を体験しに、岩屋寺境内の遍照閣にやって来ました。
美しい木造建築のガラス張りになっている2階部分が体験の場。
室内がどうなってるのかも気になります!
まずは、座り方を教わります。
座布団の半分くらいの位置にお尻を載せ、片足をもう一方の片足のももの上に組む「半跏趺坐(はんかふざ)」で座ります。頭の上から1本の糸で吊されているかのごとく背筋を正します。
足を組んだら身を清めます。
「塗香」(ずこう)というしっとりとした粉末タイプのお香を頭から体かけてに塗り、香りをまとわせることで体を清めます。
阿字観に入る前に導師に合わせて般若心経をみんなで唱えます。
さあ、身も心も整えたら阿字観のはじまりです。目の前には、梵字の「阿」の文字が記された掛け軸が置かれています。
この「阿の字」を「観る」ことが「阿字観」の名前の由来。
手を組み、目を瞑るでもなく開でもない、半眼の状態で掛け軸の「阿」字を眺めます。
阿字観では「自分の呼吸を意識することが大事」と副住職。なぜ?
「座っている間に雑念が頭をよぎり、心に留まってしまうことがあります。それをダメだと思わず、思念をあるがままに受け止め、受け流してあげてください。そのためにも、自分の呼吸を意識し、数を数えてあげると雑念を受け流しやすくなりますよ」。なるほど!
チーンと澄んだお鈴の音とともに阿字観スタート。
案の定、煩悩の多い私の頭を雑念がぐるぐると駆け巡りはじめますが、導師の言葉を思い出して、「1、2、3、4…」と、心の中で懸命に呼吸の数を数えます。このとき呼吸は細く長く吐ききるように。すると自然に息を吸い込むことができます。
初めての阿字観。清々しい空間の中で、深く呼吸し、集中するうちに、自分の中にあった執着やこだわりなど、いろいろなものを少しだけ手放していく感覚になりました。
阿字観の後は、テーブル席でティータイム。
お茶とお菓子を味わいながら、阿字観の感想を話し合ったり、導師に質問して気づきを深めたり。この日、初めましての方とも和気藹々とお話しできたのも、心が穏やかになっているからかも。
阿字観体験について
【 開催日時 】*予約制 | |
土曜日(月1回) | 14:00〜15:30 |
日曜日(月1回) | 10:30〜12:00 |
平 日 *ご要望に応じて予約時に日時を調整します。 | |
*予約人数は会場の都合上、5名様〜15名様までとさせていただきます。 *土・日の開催日についてはカレンダーでご確認の上、3日前までに ご予約ください。 |
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【 体験料 】 | 2,000円/1名様(お茶とお茶菓子代を含む) |
【体験の前に】 *阿字観を体験される方は、なるべく清潔でリラックスできる 服装でお越しください。 *足を組んで座るため、スカートはご遠慮ください。 *足を組むのが難しい方は、椅子に座ってご参加いただけます。 |
お問い合わせ・お申し込み
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||||||||||||||
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阿字観・写経・写仏の
ご予約はお電話にて承ります。
なお、体験人数は5名〜15名様までとさせていただきます。
TEL 0892 57 0417
[受付時間 8:00〜17:00]